このページを開いた貴方なら、カードショップセラ(以下セラ屋)に何が起きたのかはご存じだろう。
知っていて、非難をしているしている方に問いたい。

『貴方たちは実害を受けたのか?』

99%の人はNoと答えるはずだ。4,982件は流出の「可能性」であり、本当に流出したわけではない。
むしろ「電凸をすることでセラ屋の業務が滞り、カードの送付が遅れる」という被害を自ら作り出してどうするんだと思う。



【何をすべきか?】
なすべきことは2つ。

・セラ屋で使ったことのあるカードの使用履歴を調べてみる(過去1年程度)
・身に覚えのない履歴があればカード会社に問い合わせを行う

これで問題がなければ、ほぼ大丈夫。それでも心配なら再発行手続きを行えばいい。
代金はセラ屋持ちなので、多少の労力で安心を買うことができる。



【なぜ擁護するのか?】
「お前。セラの一味だから擁護しているだろ?」と言うかもしれない。
これは否定できないが、公開されている文章を読めば

1.カード会社側の意向に沿わなければならなかった
2.可能性の話をしていて、流出はほとんどない
3.再発防止に努めている
4.流出した可能性があるカードはチェック体制がとられている

という事が分かる。1は「カード会社は大企業、セラ屋は中小企業」ということを考えれば、なんとなく立場はわかるのではないか?
こういうことが書かれているのに、しっかり文章を読まず、罵声を吐き続けている現状をどうにかして止めたい。
それが私の本心である。



【セラ屋を擁護する価値はあるのか?】
ある。すごくある。カードの真贋について他店を圧倒する信頼度を誇るからだ。
ある時、セラ屋にサインの入った《Juzam Djinn》の買い取りが来た。それを一目見るなり

「TedinのTは、こう跳ねない」

と言ったのだ。そしてベテランの店員2人も「ああ、そうですね」と同意をした。
このことから「少なくとも3人はカードの素性だけでなく、サインで真贋が分かる」ことを意味する。
これは、そんじょそこらのカードショップには真似できない。
昨今、偽物が大きな問題になっている状況を考えると、セラ屋を失うのはプレイヤーにとって大きなマイナスではないだろうか?



【他の発言も許せないという方へ】
主に取り沙汰される発言は以下の2つだろう。

1.白枠は黒枠のプロキシ
2.拡張アートはクソ

まず1だが、これは前後の発言から「完全にジョーク」である。
「選挙のためなら何でもする無責任な民主&共産に負けるわけにはいかない」の一部を切り取り、
「選挙のためなら何でもする」としたマスゴミと同レベルの非難をしていることに気付くべきだ。


2はコレクターとショップの立場から言えば、間違いなく正しい。
まずコレクターの立場で見ると「インクの乗ったカードはPSA鑑定できない」という理由に尽きる。
PSAは世界のコレクターに認められた組織なので「PSAが認めない=コレクションとしては邪道」
と捉えることができる。

続いてショップの立場で見ると「インクが乗ってしまったカードは値段が付けられない」のが問題になる。
俗に言うプライスレスではなく、0円の方。
理由は「その状態のものは世界に1枚しかないので、市場価格を比べられない」ためだ。
そうなると買い取ることは憚られるし、買い取らされたとしても売ることもできない。
一応インクを全部はぎ取れば、市場価格を比較できるようになるが、労力に見合わないし、プア以下の「かつてカードだったもの」になるのは目に見えている。
だったら「売らないし、個人的に楽しむ分にはいいんでしょ?」と反論が来るだろう。
これにはこう返す。

「貴方もいつか死ぬでしょ?その時カードはどうなる?遺族が売る可能性があるよね。その時『このカード、インクが乗ってなければ買い取れたんですよ』と言われたら、貴方を恨むんじゃない?」

貴方はこれに反論できますか?



【最後に】
セラ屋を叩く暇があったら自分が被害を受けているのか否かを確認しなさい。
受けていないなら、叩くのはやめにしよう。

本当に悪いのは「カード番号を盗んだ奴」なんだから。
友人のリクエストに応える形で書いてみることにしたこのテーマ。
EDHではどちらもよく見るカードであり、調べてみる前は

《魔力の櫃》・・・緑じゃなければ採用
《厳かなモノリス》・・・緑じゃなくて、ガチデッキならば採用

という感覚を持っていたが、果たしてどうだったのか?

調査方法はCardshop SerraのHPに出ているデッキ紹介のリストから
採用不採用をカウントした。

行きつけの店であるというのもあるが、店主のデッキ構築力は確かなものがあり、
かつガチなリストなので金銭的理由で《厳かなモノリス》がないというのを
避ける為でもある。


前置きはこのくらいにして、結果を見ていくことにする。

【両方とも不採用】
新セルヴァラ
爪エズーリ
メーレン
セルヴァラ
アニマー
ゲイヴ
イーサーン
トロスターニ
怒れる腹音鳴らし
エズーリ
神ゼナゴス
暴動の長、ラクドス
プローシュ
ルーリク・サー
ヴェンディリオン
ジャラド
セドリス
ささ弥
ラフィーク

名前を見ればわかるようにほとんどが緑、特にエルフ型と呼ばれるタイプである。
エルフでマナは賄えるし《無垢への回帰》や《進歩の災い》で壊す側に回る為、
どちらも不要という結論なのだろう。


【両方とも採用】
あざみ
ギトラグ
旧コジレック
ノヤン・ダール
ニヴ様
ムーミン
アーカム・ダグソン
ミジックス
ガチャピン
シュー・ユン
ナーセット
始祖ドラ
ダレッティ
ブレイゴ
ラスプーチン
碑出告
ケアヴェク
タージク
パーフォロス
アラーラの子
コアシー
大渦の放浪者
ビッチ姐さん
ルーハン
赤ローマ

両方とも不採用の面々と違い、傾向は読み取りにくいが
瞬殺コンボを決めてくるジェネラルが多いように感じる。
これが「緑じゃなくて、ガチデッキならば採用」という感覚を生み出しているのだろう。
なお、確実に言えるのは「赤単とコンボをする青単はは両方とも採用」


【魔力の櫃のみ採用】
イドリス
アトラクサ
ズルゴ
JK
タズリ将軍
マルチェッサ
刈り取りの王
カレムネ
アタルカ
ティタニア
ロシーン
ブライオン
カーリア
シッセイ
リース
霧衣の究極体
カーサス
リクー
逆嶋
さ千

片方だけ採用というリストもあった。
意外なほど緑を含むデッキが多い。さ千に至っては緑単なのだがデッキコンセプト上、エルフが採用しにくいため入れたと思われる。


【厳かなモノリスのみ採用】
ない

EDHにおいては《厳かなモノリス》は《魔力の櫃》の下位互換という考えでいいのだろう。



【採用率】
《魔力の櫃》
65デッキ中48デッキ。採用率71.6%
うち非緑デッキでは31/32≒96.9%
この数値を見るに「緑じゃなければ採用」は正解のようだ


《厳かなモノリス》
65デッキ中28デッキ。採用率41.8%
思った以上に低い結果となった。多色デッキでは3点のマナより印鑑による色マナの方が助かるのだろう。
さいきんのはなし
昨日、初対面の方にPSAのイーサーンを見せると「ブログやってますよね?たまたま見つけたんですよ」と言われた。放置気味のこのブログでも見ている人がいないことはないと分かった以上、たまには更新しないといけない。
というわけで、最近マジックをやっていて、起きた事と今後考えていることについてまとめようと思う。


①青系ガチジェネラルの系譜
1年前までこの枠には旧ニヴが収まっていたが、他人のコピーではつまらないため新しいジェネラルを模索し始めた。ジャリラ、タシグル、新ニヴと組んだが、いずれもヘイトばかり稼ぐ結果となった。特に新ニヴは無限マナが決まるわけでもなく、単純にアタッカーとして出そうと思ったものを「とりあえず危なそうだから」と打ち消されてしまった。当然負けた。今日も1回使ってみたが、まともな動きを見せずに負けてしまった。
友人からも「3万円のオジュタイをガチにしたら?」と言われる。私もそう思った。
というわけで、近々ガチ化したオジュタイを作成しようと思う。


②7つ目のデッキ
黒系の制限なしのデッキがなかったので、持っているパーツを使ってモーギスを組んだ。
デッキを組んでいる際、なんとなくモーギスのことをモギちゃんと呼び出した。どこかで聞いたことがあると思ったらこの娘だった。スマートデバイス向けの無料漫画・小説アプリ、comicoで連載しているミイラの飼い方の登場人物、茂木朝、通称モギちゃん。
せっかくなので、イラストを嵌めてみた。
これを見せると、友人からは「モギと言えばDEATH NOTEの模木だろ」、また別の友人からは「モギと聞くと茂木健一郎が思いつく」だそうだ。
プレイした感じは「ガチにはならないが、楽しめることは楽しめる」
ただ、楽しめた大半が「この子を呼ぶイーサンさんがプロデューサーにしか見えなくなった」
という発言。プレイしていた全員が悪乗りしてプロデューサーっぽくモギちゃんと言い出して、ゲームが終わったころには笑いつかれてしまった。


③あざみデッキ
Cardshop Serraの店長の作成した《巻物の君、あざみ》とタイマンで対戦する機会を得た。店長をご存知の方ならば分かると思うが、この人とゲームをする際には基本3対1になる。それでも彼と対戦すると大体負ける。それくらい優れた構築とプレイングの持ち主なのだが、このあざみに関してはイーサーンと五分五分程度の勝負になった。その理由は

・5マナと重い為、初動が遅い(それでも4~5ターン目には無双モードに入るが)
・ウィザードを大量に盤面に並べる為、全体除去に弱い
・なによりトリプルシンボルである為、青単なのに最速で出しにくい

という欠点であり、ヤンキームーミン(三日月の神)より弱く感じた。


④新エムラクールデッキ
友人が組んでいた。出てくる前に撲殺される未来が見えていたが、そこはEDH。ちゃんと出てきた。コントロール能力は脅威の一言だった。
私は参加していなかったが、新江村、プローシュ、ズルゴ、旧オムナスの4人卓で
江村がプローシュのコントロールを得た。

盤面は正確に覚えていないが、戦場にプローシュ、《激情の共感者》と《ティムールの犬歯虎》、手札に《食物連鎖》があった。江村側がしたのは《食物連鎖》で盤面のクリーチャーを全て除去し、プローシュを延々と出し続け、事実上追放させていた。これだけでも十分ひどく、プローシュを使っていたプレイヤーはいけないことと承知の上で投了を宣言していた。
ただ、プレイングとデッキ次第でもっと酷いことが出来た。《ティムールの犬歯虎》で《激情の共感者》を再キャスト、《収穫の魂》を持ってきて、ライブラリーを引き切る。《ゴブリンの砲撃》を持って来れば残ったズルゴとオムナスのプレイヤーも倒せたわけだ。

対処方法は簡単と言えば簡単、出てくる前にヤれ。そして無色デッキの宿命としてアーティファクト破壊に弱いので、汚損破を一発撃てば大体無力化できる。
以前紹介した1000円シルムガルデッキの見直しを行った。1000円と謳っている以上、値段の確認が最優先事項なのだが、それとともにエターナルマスターズの登場で、一部のカードが採用できるようになっている。
入れたカードと抜いたカードは下記の通り。名前の前の数字はそのカードの最安値だ。

【in】
10ネクラタル
9綿密な分析
20夜の囁き
22虹色のレンズ
20摩滅したパワーストーン
合計81円

【out】
9記憶の壁
10歪んだ爪の変成者
20集中
10ディミーアの魔鍵
0島1枚
合計49円

入れたカードが81円で抜いたカードが49円。前回紹介した際は1000円ぴったりだったので、これではオーバーするわけだが、世の中には値下がりというものがある。《太陽の指輪》は100円からとうとう2桁の最安80円、《宝船の巡航》はスタン落ちで最安10円、《ジュワー島の隠れ家》は在庫が入ったのか20円から最安15円などがあり、32円分を補填できた。

なお「このデッキを4回やって1回勝った」と書いたが、その後も使い続けると何回も勝ってしまった。さすがにガチデッキには遠く及ばないが、カジュアルデッキとしては、お気に入りのデッキになった。
先日のGP東京での反省として『露天鉱床の採用可否』というものがあった。
果たしてどれくらい危険な土地があるのだろうか?
個人的な判断であるがリストアップしてみた。

【危険】
陰謀団の貴重品室
すべてを護るもの、母聖樹
ウギンの目
ガイアの揺籃の地
ニクスの祭殿、ニクソス
The Tabernacle at Pendrell Vale

【警告】
アカデミーの廃墟
錬金術師の隠れ家 
Bazaar of Baghdad
魂の洞窟
暗黒の深部
空の遺跡、エメリア
Mishra’s Workshop
激浪の研究室
セラの聖域
邪悪な岩屋
溶鉄の尖峰、ヴァラクート
ヴォルラスの要塞
ワイアウッドの番小屋

【注意】
古の墳墓
秘儀の灯台
家路  
ファイレクシアの塔
ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
占術の岩床
ヤヴィマヤのうろ穴
墨蛾の生息地

上げていない土地もいくつかあるが、まあこんなところだろう。
私が使っているイーサーンでは《The Tabernacle at Pendrell Vale》が特に危険。
超高額カード故に使われたことはないが、これの為に《露天鉱床》を入れておいても
いいような気がする。

グランプリ東京に行ってきた。本戦には出場せず、見知らぬ相手にどの程度イーサーンが通用するのか確かめに行ったようなものだ。

結論から言うと8戦やって5勝。8戦のうち景品ありのゲームは4戦中3勝だった。負けた3試合は

・《絡みつく鉄線》をはられてもたもたしている間にウーナの無限マナが決まった。
・トリプルマリガンスタートにもかかわらず、対戦相手が1ターン目に《呪われたトーテム像》を置いたため、為す術なく撲殺された。
・土地の伸びが悪くマナ・クリーチャーが展開できていない状況で《滅殺の命令》のサイクリング。土地がすべて吹き飛んだ後、《露天鉱床》しか土地を引かず敗北。

というもの。最初の一つを除いて事故死のようなものだ。2つ目の《呪われたトーテム像》のケースは「統率者を見てこれは刺さるからキープした」と言われた。普段気にしないプレイングだが、統率者戦を始める際

「統率者が○○です」と宣言→サイドボード入れ替え→マリガンチェック

というのが正式な流れの為、上記のプレイングは適正である。やられる側はたまったもんじゃないが。

今回の課題としては以下の4つ
【妨害する置き物を積極的に採用するレシピもあるので、対処法を増やすこと。】
 《呪われたトーテム像》を置いてきた彼とはもう1戦やったが、《無のロッド》《疫病吐き》という緑と茶色を完全に殺すレシピになっていた。また、ウーナの無限マナで負けた試合では《絡みつく鉄線》を出されて速度を削がれてしまった。今日のゲームではないがイーサーンがろくでもないデッキとばれている相手に『1ターン目《真髄の針》指定イーサーン』をされたこともある。
 イーサーンが機能しなければ負けるわけなので、エンチャント・アーティファクト対策を増やすことにする。クリーチャーであれば《苛性イモムシ》《ヴィリジアンの堕落者》《アイノクの生き残り》。スペルでは《自然のままに》《クローサの掌握》《霊気のほころび》辺りが候補。この中から今回は《自然のままに》を採用することにした。1マナと軽く、範囲も十分(妨害系の置き物は大体3マナ以下)と判断した。《苛性イモムシ》も新たな1マナ域の選択肢として魅力的ではあるが、起動型能力ではトーテム像の前には無力な為、採用を見送った。

【露天鉱床の採用可否】
 構築初期から採用している《露天鉱床》だが、これを使って何枚の土地を割っただろうか?現状の活躍具合を見ると別になくてもいいような気もしてきた。今日のようなことは稀とは言え、『怖い土地を割れる』と『色マナが出るので事故が起きない』を天秤にかける必要がある。

【統率者がコジレックの相手に与えられる猶予は3ターン】
 やっていることがほとんど《大渦の放浪者》と変わらない。ほぼすべてアーティファクトによる加速なので、緑ではやや対処しやすい。脅威を知らない相手を扇動しつつ、自分自身もアーティファクト破壊を追加しよう。

【盤面をしっかり見て、判断ミスをしない】
 今回最も反省すべき点。《無のロッド》がある状況で《スランの発電機》を割りに行ってしまった。結果的にそのゲームは勝っているが、最善の手は他にあったはずである。

 なお4回の景品は『イニストラードを覆う影』を合計10パック。別々にもらった為、《戦争に向かう者、オリヴィア》が2枚降臨した。スタンダードで使うか、EDHを組むか、はたまた売ってしまうか、これはまた今度考えよう。

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